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ネットフリックスが香港に上陸!香港人の反応と、成功のためのリスクとは?

こんにちは、香港特派員のベンです。

さて、今回は今話題のnetflixについて香港ではどのように受け止められているのかお話しします。 

ネットフリックスは何故香港に?

 

ネットフリックス社(Netflix)はついに2016年初に香港はじめ、

韓国、シンガポールと台湾に進出しますと発表されました。

日本で成功したことをきっかけに、アジアへの本格進出を果たすのでしょう。

では、Netflixがここ香港に進出する意味とは一体何でしょうか?

 

香港で伝えられるネットフリックスの長所

 

ネットフリックスの長所は、何と言っても、その完成した“ストリーミングシステム”です。

このシステムはとても簡単で、インターネットに接続して、

月額料金を払えば、豊富な種類の映画とテレビ番組を楽しむことが出来、欧米を中心に成功しています。

 

このシステムはインターネット回線がベースとなっているので、

引っ越しの際でも、システムをゼロからそろえる必要もありません。

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ネットフリックスのコンテンツ

 

競合他社に勝る利点

香港でネットフリックスの導入が心待ちにされている理由の一つは、

香港は今、ストリーミングサービスがとても少ないことにあります。

ストリーミングサービスは、“香港電視”(HKTV)と“楽視”(LETV)の二つだけです。

前者は自作のドラマ番組だけを放送し、加入者数は少なく、

後者はネットフリックスと同様で只今準備中なのですが、そのコンテンツリストの殆どは中国大陸からの番組です。

対するネットフリックスは、この二社より更に豊富なコンテンツがあり、香港人の好きなアメリカ発の番組が多いです。

香港の人々はアメリカのものだけでなく、

日本と韓国、それに台湾の番組も好んでいますが、

視聴する方法が現段階では違法なダウンロード・視聴しかありません。

ネットフリックスがきっかけで、日本、韓国と台湾の番組が法的に楽しむことが出来れば、とてもいい事と思います。

 

香港映画産業からの期待

香港は元々アジア映画産業をリードしてきましたが、

この二十年はヒット作・スターに恵まれず、映画業界そのものが衰退してきました。

更に、大手の映画会社は大陸に移転したので、

映画とドラマ番組の倫理規制・表現規制は厳しくなり、香港地元の映画への投資は減少しました。
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ネットフリックス社自作の大ヒットシリーズ:ハウス.オフ.カード

ネットフリックスは、この数年間、自作の番組を製作しています。

その中で、エミー受賞作もあります。

もしネットフリックスに目を付けられるコンテンツを売り込むことが出来れば、

それは香港の地元映画・番組制作会社にとって世界に羽ばたくまたとない機会となります。

加えて、ネットフリックスのコミュニティーに加われば、

世界各国の映画・番組制作会社とのコネクションを持つことも可能ですし、

より良い映画と番組作りへの足掛かりになり得ます。

 

ネットフリックス社へのリスク

とはいえ、ネットフリックスが香港に広がるためにはそれなりのリスクもあります。

まずは、既にご説明させていただきましたように、香港でストリーミングは普及していないので、

それをどう広げていくかということが重要です。

更に、香港政府は地元企業を保護する傾向にあるので、

だから、地元のテレビ局とストリーミング会社を守るために、

手法を問わずにネットフリックス導入を妨害することも十分に考えられます。

禁止になってしまったUBER事件の二の舞にならないよう、

政府を敵に回さないやり方を考えることが一番の困難と言えるでしょう。

 

 

結論

結論としては、ネットフリックスは香港で成功する可能は大きいと思います。

その簡単なシステムと大量のコンテンツがあり、

更に月額料金が日本とアメリカと同じなら、香港でもきっと大好評です。

ただ、地元産業を保護したいと考える政府と歩調を合わせることが第一ですが…。

(アジアクリック・香港担当/ベン)


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