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【ASEANリスク一覧】中国ビジネスで蓄積した10の失敗ノウハウを、ASEANで活かす5つの鉄則

中国展開の難しさからわかったことは、リスク対策の重要性

8年連続で投資有望先NO.1の中国が、初めて4位に転落。1位はインドネシアに。

8年連続で投資有望先NO.1の中国が、初めて4位に転落。1位はインドネシアに。

猫も杓子も中国に進出する時代は終わり、30年以上経って中国市場は日本企業に向かないことが分かりました。

理由は、反日・不信ベース・低モラル・撤退の難しさ・人治主義…など、日本人が負けるようにできているからです。

うまくいっている日系企業はユニクロやイオン、味千ラーメンなど10本の指で数えられる程度ですね。

数十年かけて日本に残ったものは「いかに失敗しないか」というノウハウ。
成功ノウハウではなくリスク対策だったのです。

ASEANで活かせる、失敗しない10のルール

日本企業が中国大陸で学んだ主な海外ビジネスノウハウは

1)外資100%にする
2)実権は握らせない
3)中国人にスタッフ管理させる
4)日本人は交渉しない
5)相手の土俵で話を進めない
6)信用しない
7)必ず他の選択肢を用意する
8)撤退のルールを決める
9)最初の契約書にリスクを全て盛り込む
10)(建国40年の)発展途上国でありルールや信頼などないものとする

など。
私も含め、いずれかの中国リスクにひっかかり撤退してきた日系企業は数え切れないほど。
これらを今度はASEAN新市場攻略に活かそうではありませんか。

 

これだけあるASEAN市場のリスク―民族問題から宗教対立まで

では、親日国であるASEAN諸国や台湾香港ではリスクは少ないのでしょうか?
いいえ、各国・各都市・各民族毎にリスクが内在しています。

進出人気No.1だったタイも、デモからクーデターへと急激な変化を遂げた

進出人気No.1だったタイも、デモからクーデターへと急激な変化を遂げた

代表的なASEAN諸市場のリスクを以下に紹介しましょう。

・タイのリスク:政治、農村と都市、女性化
・マレーシアのリスク:政治問題、治安、3大民族問題
・シンガポールのリスク:オフィス等不動産や人件費の高騰、外国企業への法律厳格化
・インドネシアのリスク:労働デモ、ルピア安、法整備の甘さ、華人問題、キリスト教とイスラム教
・  ミャンマーのリスク:政治、オフィス高騰、貧富の格差、民族問題
・ベトナムのリスク:中国デモ、南北問題
・カンボジアのリスク:貧富の格差、権力の椅子取りゲーム、クメールルージュ、中国人のベトナムからの移動
・  フィリピンのリスク:中国との国境紛争
・  台湾のリスク:中国化
・ 香港のリスク:中国化

ここでは書けないものも含め、他にも様々なリスクが内在しています。
いつどこの国で何が起こるか分かりません。最近のタイのクーデター、マレーシアの総選挙後の治安悪化、シンガポールのインド人暴動、インドネシアのルピア暴落、ベトナムの反中デモなどは記憶に新しいところです。

リスク回避の5つのポイント。リスク対策マニュアルを作成しよう

では、どうしたら良いのでしょうか?
私は以下をお薦めします。

1)複数市場をターゲットとする
2)民族・宗教・政治について良く勉強する
3)実際に何度も足を運んで、リスクを体感する
4)該当市場のスタッフを民族ごとに確保する
5)リスク対策マニュアルを作成する。
ASEAN市場は海外、日本とは違うルールです。スタッフへの認識徹底はもちろん、事前調査ファージビリティスタディの一環として、自社にとってのリスクを明文化し、対策をマニュアル化しておきましょう。
広告を打つとき、人材募集をかけるとき、営業をするとき、パートナー選びをするときなどあらゆる面で行動・判断の指針となり、企業を守ってくれるはずです。

次回はASEANリスク対策マニュアルについて詳しく紹介したいと思います。

(アジアクリック/高橋学)

 

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