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【訪日誘致事例】地方都市の海外プロモーションの効果を強める方法とは?

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みなさん、こんにちは!アジアクリック・PR事例特派員の堀田です。

先日、私の香港人の友人が旅行で九州地方を訪れました。実は友人が旅程を決定する際、旅マエ・旅ナカである問題があり困ったと話していました。日本の地方都市が外国人観光客を誘致するために行っているプロモーションは、その問題点が原因で十分に効果を発揮できずにいるのです! そこで今回は、地方都市のインバウンド強化への取り組みにある問題点と効果を伸ばすPR方法を解説致します。

■香港の訪日観光客

すでにご存知の方もいるとは思いますが、2016年の訪日香港人観光客数は183万9,200人で伸率は20.7パーセントです。日本での旅行消費額が中国、台湾、韓国に次ぎ4番目に多く、なんと観光・レジャー目的で日本へ来る香港人は、観光庁が調査を行った国の中では最も多い約9割もいるのです!さらに4回目以上のリピーターが半数を占めています。

つまり半数以上の人々がメジャーな観光スポットではなく、新たな訪問先を求めているということができ、まだ知られていない地方がPRするチャンスなのです。特に今回の主題である「九州地方」は、LCCの香港エクスプレスの鹿児島線就航や、福岡線増便などにより、香港人を集客しやすくなっています。

■九州地方が行なっているPR

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▲画像:http://ur0.biz/EnZd

国土交通省・九州運輸局によると、2016年の九州への外国人観光客数は372万1,122人(前年比+31.4%)で、5年連続で過去最高を記録しています。昨年4月の熊本地震によって一旦減少しましたが、観光客回復に向けて政府が実施した「九州ふっこう割」や海外のメディア・インフルエンサーの招請、日本政府観光局(JNTO)による九州のプロモーションなどにより、観光客数が伸びる結果となりました。

では香港ではどのようなPRをしているのでしょうか?上の画像は、昨年9月22日〜10月2日にショッピングモールの荃灣廣場(Tsuen Wan Plaza)で開催された九州物産祭り「TOUCH THE KYUSHU」のものです。九州全7県各々がプレゼンテーションをし、VR(バーチャルリアリティ)のゴーグルを装着すると各県の観光スポットへ行った気分になることができる体験などを実施しました。

それに加えて、航空券の割引プロモーションも効果を発揮しています。冒頭でお話しした私の友人は、ある航空会社のフェアを利用して「東京行きのチケット」を購入しました。しかしこのチケットには条件があったのです!それは、『1回目のチケットは東京行き、2回目のチケットは地方都市を1つ選択する』というものです。実はこのプロモーションは、数か月以内に日本-香港の往復チケットを2回購入すると安くなるというものなのです。購入者は安くメジャーな場所と地方を訪れることができ、そして必然的に地方を香港人観光客が訪れる仕組みになっています。

 

■もったいない問題点

現地でのイベントを行い、航空会社のプロモーションによって集客しやすくなっているはずの九州ですが、ある問題点がその効果を低めているのです!

先ほどご紹介した航空券では、いくつかの地方都市が選択可能だったそうです。私の友人が訪問都市を選ぶ際あまりにもマイナーな都市も多く不安だったため、ある程度知名度のある鳥取県米子市と鹿児島で悩みました。結局、南の方がビーチがあるだろうという判断で鹿児島を選択しました。しかし、友人が鹿児島で行くであろう日に連絡をしたところ「鹿児島へは行かないことにしたの」と返事が返ってきたのです。その理由は以下の2つだったのです!

インターネット上の情報量が少なすぎる

先ほど述べたマイナーな都市を含め、英語での情報が少ないことが1つ目の問題です。情報がないのにもかかわらず、旅行先にするのは初めての場所であれば尚更不安になりますよね。実際に私の友人が鹿児島の情報を検索したところ、「温泉」の情報しか見つけられなかったそうです。国によっては温泉に挑戦したいという人もいれば、知らない人と水着を着用せずにお風呂に入ることに抵抗を感じる人もいます。つまり観光資源1つのみを海外に発信しても、全ての観光客に効果があるわけではないのです。結局友人は、以下のガイドブックを購入したそうです。しかし多くの国の7割がインターネットで旅行を手配し、6割以上がスマートフォンで情報収集する中、ガイドブックのみでの情報発信は効果がありません。

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街中の外国語での情報が少ない&バラバラ

私たち日本人も気づくことですが、地方に行くと外国語での標識などが少なかったり、なかったりします。道路標識のローマ字併記は一般的になっており、韓国や中国からの来訪者の増加によって韓国語・中国語の併記も徐々に増えています。しかし中国語は簡体字が使われているため、来訪者の多い香港や台湾で使用されている繁体字ではありません。人気のある都市に観光客が集まるのは、パンフレットなどが充実していることも理由の一つだと考えられます。また、道路標識に英語が併記してあっても統一されていないことがあります。これは外国人を不安にさせてしまいます。つまり地方へ行ってみたいけれど、不安なのでやめておこうとなってしまうのです。日本人に人気だからと外国人が興味を示すとは限らず、そうではないところを訪れたいと思う外国人もいるため、日本人目線で外国語表記をするところとしないところを決めてしまうのは観光客を遠ざけてしまいます。

 

■どうすれば地方都市観光は進むのか

航空会社が先ほどご紹介したようなフェアを開催しているため、航空会社の協力を得て地方都市の観光を活性化に結びつけることができます。また、どの国からの観光客が集客しやすいのかを近くの空港への就航便の数や搭乗者数などを分析し、ターゲティングする必要があります。さらに、それぞれの国で有名なブロガーやYoutuberの協力を得てPRするのか、SNS上の口コミでPRするのかなど効果のあるPR方法を国ごとに選択することも大切です。

アジアクリックでは、東南アジア・中国・台湾・香港・韓国に駐在するスタッフがローカライズのお手伝いを致します。現地語でフェイスブックやインスタグラムページを開設し、それぞれの国が好む情報を皆様と協力して配信することも可能です。

▶︎参考:http://asiasns.jp/worldyoutuberwithjpinfluence-4646

http://asiasns.jp/indofashionbloggerandjp-4663

地方への外国人観光客の誘致でお困りの皆様、ぜひ実績のある弊社に一度ご相談ください。皆様の希望とアジア各国の状況をもとに、外国人観光客がより多く訪れるお手伝いをいたします(info@asiaclick.jp)!

(アジアクリック・PR事例特派員/堀田)

 

▼参考

http://www.mlit.go.jp/common/001179486.pdf

http://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/data_info_listing/pdf/170117_monthly.pdf

http://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/toukei/kankou/file04/pdf/press20170307-3kokusai.pdf

http://www.sankei.com/photo/daily/news/160923/dly1609230028-n1.html


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